ベルトの穴とダイエット
ベルトの穴を増やして早1年。ダイエットを試みたい心持ちだ。
1年前はよかった。58キロであった。素晴らしき適正体重。ちなみに僕の身長は、日本人にしては少し控えめの165センチである。奥ゆかしい背丈をしている28歳だ。
58キロ時代はすらりとしていた。服を着ても胸から下はストンとしていて、顎の輪郭もシャープ。その面もちは知性さえ感じさせた。
それが今はどうだ。服を着れば、胸の下には腹の膨張による膨らみ、ちょっと下を向けば二重顎、その面もちからは知性が消え失せ、堕落という言葉が似合っている。副作用はそれだけではない。冒頭のベルト。穴の数は増えた。衣服は苦しいと嘆いている。新しい服はMを買えばいいのかLを買えばいいのか、試着してもどっちつかず。走れば疲れ、座れば肉がはみ出す。
残念な容姿は挙げればきりがないのだが。もっとも残念なのは、「まぁ、また痩せればいいさ。」と1年言い続けていた痩せた考えである。その今を軽視した思考回路がよろしくない。未来の自分に任せるなど、愚の骨頂である。それは、現在、過去から見れば未来の今、痩せていないからである。未来の自分なんてあてにならないという証拠が、このあり余った肉達である。
今に生きる。僕の意識は今にとどめるのである。食べたいと思っても、それが今必要なのか、不要なのか判断するのである。特に炭水化物は要注意だ。僕のダイエットスタンスは炭水化物をカットするものだからだ。その場の雰囲気に流されてはいけない。自分を保つのである。
起床時間:6時50分
これは許せる範囲である。だが、深夜まで電話をエンジョイしていた隣人は許さない!おかげで少し寝不足である。
体重:63キロ
残り5キロ。僕らの旅はまだ始まったばかり!